Pythonのpip installで「アクセスが拒否されました」と出た場合の対応

WindowsとVisual Studio Codeの組み合わせの時の話です。

久しぶりにPythonを触る必要が出てきたので、Visual Studio CodeでPythonをコーディングできるよう再び環境構築をしていたのですが、pip installでエラーが発生。

C:\Users\username>pip install --upgrade pip
Collecting pip
  Using cached https://files.pythonhosted.org/packages/54/0c/d01aa759fdc501a58f431eb594a17495f15b88da142ce14b5845662c13f3/pip-20.0.2-py2.py3-none-any.whl
Installing collected packages: pip
  Found existing installation: pip 19.2.3
    Uninstalling pip-19.2.3:
      Successfully uninstalled pip-19.2.3
ERROR: Could not install packages due to an EnvironmentError: [WinError 5] アクセスが
拒否されました。: 'C:\\Users\\username\\AppData\\Local\\Temp\\pip-uninstall-20ikpq2r\\pip.exe'
Consider using the `--user` option or check the permissions.

どうやら権限によるエラーのようです。

対応方法

2つあります。
1つはログに表示されているオプションを指定することで、インストールできます。

ここですね。

Consider using the `--user` option or check the permissions.

‘–user’ オプションを付与しろとありますので、以下のようにオプション指定して実行します。

pip install --upgrade pip --user

もう一つは、Visual Studio Codeを管理者で起動する方法です。
(コマンドプロンプトでも同じ要領のはずです。)
Visual Studio Codeのexeファイルもしくはショートカットを右クリックし、「管理者として実行(A)」を選択します。

vscodeを管理者で起動

この方法でVSCodeを起動し、ターミナルで pip install を実行すると、権限のエラー無くインストールができます。