合格基準点は取れましたが、意外に難しい。知識の棚卸に良い試験ではないでしょうか。
先日、ふとしたきっかけでITパスポートを受験することを決め、受験してきました。
結果は、総合得点として930点でした。
受験すると決めて、1か月くらいで受けるようにしたいと思い、集中的にやりました。
(他にも学びたいことがあるから早めに獲りたい、という感じでした。)
これから勉強して受験する方のために、私のとった勉強法をまとめておきます。
試験範囲
IPA公式のITパスポート試験のサイトをご確認ください。
シラバスのページを見ると、細かく掲載されています。
https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html
勉強期間
1日1~2時間程度で、期間としては1か月くらい集中してやりました。
なので、時間としては大体60時間くらいでしょうか。
学習に使ったもの
基本的にはこの2つです。
・過去問(過去問学習サイト)
・参考書
過去問は、公式サイトにて過去の問題と回答が公開されていますので、それを使っても良いですし、過去問を掲載・解説している学習サイトでもOKです。
効率的に学習するなら、解答に解説がある学習サイト(ITパスポート試験ドットコムなど)の方が良いと思います。
参考書については、用語の知識をつけるために読みました。
参考書の選び方ですが、私の場合は用語を何らかのイメージと結び付けて覚えることが多いので、なるべくイラストが掲載されている本を選びました。
文章だけだとちょっと辛くなるので。
学習方法
1. まずは一度過去問を解く
まず一度解くのは、どの分野が弱いのかを把握するためです。
私の場合、テクノロジーは割と正解できましたが、ストラテジとマネジメントの分野では確証を持った解答ができない問題が多くありました。
ちなみに、この時点で過去数回分やる必要は無いかなと思います。
2. 続いて参考書を一読する
過去問を一度解いた後に、参考書を必ず一読します。
これは、
① 知識の浅い分野を強化するため
② 得意分野でも、取りこぼしている知識がないかを確認するため
のためです。
単純に総合得点で合格が決まるなら、分野を絞って勉強するのもありだとは思いますが、各分野でそれぞれ300点以上は取得しなければいけません。
よって、知識の浅い分野も点が取れるようにする必要があります。
①については、その対策のためです。
②は、得意分野があると言えど、油断して痛い目を見ないようにと、少しでも総合得点を高得点にするために一読しました。
自信があっても、誤って覚えている可能性もありますし。
参考書を読んでいて、初めて聞いた用語や、見たことあるけど内容があいまい(関連する単語などが思い出せない)な用語は、「用語だけ」メモします。
(参考書の最後のページに索引があるはずなので、そこにチェックするのもいいかもしれません。)
用語の説明をメモしなかったのは、時間がもったいないと思ったからです。
参考書に説明があるのに、新たに別の紙に書いて、それを見て覚えるのは、短期間で受けるには時間がもったいないなと思いました。
どうしても覚えられないものや、長期的に計画して受ける、という場合は書いて覚えるのも良いと思います。
そのメモした用語の部分については、2回目も読み直します。
3. 過去問をひたすら繰り返し解く
こうして参考書を読んだ後は、ひたすら過去問を解きながら、知識をつけていきました。
過去問は、直近過去4回分くらいを何度か繰り返しやりました。
間違った問題、自信をもって回答できなかった問題は参考書を読む。
また、読むときは、その用語の部分だけでなく、前後の範囲も併せて読むようにしました。
(関連する用語があったりするので、まとめて覚えられるように。)
これを繰り返すことで、用語の知識量を増やしていきました。
ちなみに、過去問の中でも、古すぎる問題(平成20年代の前半とか)はやらなくてもいいかなと思います。
ITパスポートの問題も、その時代で重要視されているエリアに関する問題を出してきます。
(例えばここ数回の過去問では、IoTに関する問題が増えていたりしますね。)
ですので、特に、短期間で学習して受ける場合は、過去問もなるべく新しい数回分に絞ってやる方がいいかなと思いました。
4. 試験日が近づいてきたけど、覚えてない範囲がある
試験日が近くなると、どうしても焦ります。
特に、覚えてない範囲があると焦りやすくなります。
ちなみに私も、財務の分野で、~~率、とかの計算式は覚えきれてませんでした。
CPUのクロック数があって、何秒になるか?だとか、財務諸表があって、~~を求めよ、といった感じの問題は解けません。。。
ですので、計算して解を導く系の問題よりも、他の暗記系の問題に注力することにしました。
試験日まで余裕がある場合は取り組むのは良いと思いますが、時間がない場合は、見切りをつけて別の分野の点数を上げることを考える
というやり方にシフトすることも考えてみるのもいいのではないでしょうか。
(合格して、気持ちに余裕が出てきた後に、改めて学びなおせばいいかなと思っています。)
用語の知識量で合格率が変わってくると思います。ですので暗記系の分野の内容をしっかり覚えましょう。
CBT形式にも慣れておく
試験の内容とは直接関係はないのですが、本番受験の前にIPAの公式サイトで配布されている、「CBT疑似体験ソフトウェア」を触っていたほうがいいと思います。
本番と同じインターフェースになっているので、当日に操作方法で慌てることは無くなるはずです。
試験に慣れてない方は、尚更触っていた方が、当日慌てないはずです。
まとめ
本番試験を迎えましたら、後は覚悟を決めて受けるだけです。
序盤、分からない問題出てもあわてず、次に進めてください。
解いているうちに、少し気持ちが落ち着くこともあると思います。
落ち着いたら、改めて解くようにしてみてください。
こんな感じで、私は、無事合格圏内点数を取ることができました。
本記事が、学習方法の参考になれば幸いです。読んでくださった方々の合格を願っています。